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- ポケモンには、「努力値」という隠し要素が存在する。これはポケモンの能力の数値に大きく関わってくるものである。また、努力値はすべてのポケモンに共通したパラメータである。
基本的な数値の解説 †
- HP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさの6項目には、それぞれ最大255まで努力値を振ることができる。
- ただし、努力値は合計して510までしか集めることができない。つまり6つの能力全てを最大まで上げることはできないので、必要な能力だけを選択し、的確に上げていかなければならない。
- 努力値は4稼ぐごとに、その能力がレベル100の時点で1上がるという計算。レベル100ではなくても反映はされていくので心配は要らない。
- 努力値を稼ぐには、野生ポケモンやゲーム内のトレーナーのポケモンを倒せばよい。バトルフロンティアや通信対戦では稼ぐことはできない。
- ポケモンごとに「倒したときに貰える努力値」が決まっている。これに相手のレベルは関係しない。
- 例えば、物語序盤で登場するオタチを倒せばHPの努力値を1稼ぐことができ、コラッタだとすばやさの努力値が1入る。進化前のポケモンほど貰える種族値は少なく、逆に2段進化した後のポケモンなら倒せば合計3の努力値を貰える。
- 貰える努力値は、そのポケモンが一番秀でている能力のものであることがほとんど。ただし、異なる種類の努力値を持つものもいる。例えば、ドンファンを倒した場合は「こうげき1、ぼうぎょ1」の努力値が手に入る。
- ポケモンを倒したときに貰える努力値は、ポケモンずかんの各ポケモンのページを参照。
- また、タウリンなどの能力UPアイテムを使うことでも努力値を稼ぐことができる。しかし、大概はこのアイテムを使うだけでは不十分なので、戦闘での稼ぎが必要になることが多い。詳細は後述。
- 努力値をどれくらい稼いだかを数値を確認する方法は、残念ながらない。そのため、ちゃんと数えながら振っていくことが重要となってくる。ただし、努力値がMAXに到達していることだけは、がんばリボンを使って確認することが可能。
- 「がんばリボン」について
- フスベシティで貰えるがんばリボンは、努力値がMAX(=510)に到達しているかどうかを示す。このリボンを貰ったポケモンは、これ以上努力値を稼ぐことは不可能。
- ただし、エメラルド以降のポケモンでは、きのみ21〜26を使って努力値の振り直しができるようになった。
- また、がんばリボンは一度貰ってしまうと振り直しが必要になった際に努力値MAXの確認ができなくなってしまい不便なので、事前にレポートを書いてから貰えるかどうか確認だけし、貰ったら電源を消すという方法をとるのもよい。
- 前述の通り、努力値は1度集めきってしまったとしても後で振り直すことが可能である。詳細は後述。
- 努力値は限られている。そのため、必要な能力にだけ的確に振り分けなければいけない。ポケモンによっては、ある能力がまったく要らないということもある。例えば、ぶつりわざを覚えていないポケモンがこうげきの努力値を集めても無駄であり、さらに他の能力へ振るべき努力値も減ってしまう。どの能力を上げたらいいのかを把握しておくことが重要となる。
- 努力値は4につきその能力が1アップ。ただし、Lv100の時が基準。252稼げば、Lv100時に能力が通常より63も上昇することになる。
- 上記の通り、努力値は4の倍数にしないと意味がない(努力値の限界は510だが、実質的に508を限界値と考えて構わない)。つまり、(255,255)と振るより(252,252,6)と振る方が賢い(しかし、ちゃんと数えながら振っていく必要があるので多少面倒)。あまった努力値は好きなところに使おう。
- 努力値振り分けパターンの例
上げたい能力値 | | 上げる努力値 |
すべての能力を平均的に上げたい | → | 1つの能力につき84の努力値を稼ぎ、 余った6をどれか1つの能力に振る。 |
1つの能力をのぞいて、 それ以外の能力を平均的に上げたい | → | 上げたくない能力以外の能力の努力値を100ずつ稼ぎ、 余った10をどれか能力1個に全部振るか、2つに分けて振る。 |
2つの能力をのぞいて、 それ以外の能力を平均的に上げたい | → | 上げたくない能力以外の能力の努力値を約124ずつ稼ぐ。 余った14は4ずつにわけて1〜3個の能力に振る。 |
1つの能力をMAXに上げて、 それ以外を平均的にしたい | → | 1番上げたい能力の努力値を252、 それ以外の4つの能力をを52ずつ、残りの能力に48を振る。 |
2つの能力をMAXに上げたい | → | 上げたい2つの能力の努力値を252、 あまりの6をこの2つ以外の能力に振る。 |
1つをMAX、1つを除外して、 それ以外を平均的に上げたい | → | 上げたい能力の努力値を252振って、 振りたくない能力以外の能力で3つに64、1つに66を振る。 |
1つをMAX、2つを除外して、 それ以外を平均的に上げたい | → | 上げたい能力の努力値を252振って、 振りたくない能力以外の能力のうち2つに85、1つに88を振る。 |
1つをMAX、3つを除外して、 それ以外を平均的に上げたい | → | 上げたい能力の努力値を252振って、 振りたくない能力以外の能力に129を振る。 |
- いろいろなパターンを考えられるので、自分のポケモンに合った努力値を集めるとよい。
努力値を効率よく稼ぐ方法 †
- 能力UPアイテムを使うことによって1つにつき10の努力値が入り、1つの能力を最大100まで上げられる。ただし、その能力の努力値が既に100を超えている場合は、「つかってもこうかがないよ」といわれる(努力値を91〜99稼いでいる状態で使うと、100になる)。どれを上げるかよく考えよう。努力値限界が510なので、努力値をまったく稼いでいない状態のポケモンには合計して51個使うことができるが、例えばこうげきとすばやさだけ上げたいのならタウリンとインドメタシンしか使ってはいけないので注意。「能力UPアイテムをたくさん使うほどよい」というのは間違いである。また、上げた回数は忘れないようにしておくとよい。
- これらの道具は高価なので、ストーリー進行中ではなかなか満足な量は手に入らないだろう。お金集めは「テクニック」のお金稼ぎの欄を参照。しかし、お金がもったいないという人はアイテムに頼らず、最初から努力値自体を戦闘で稼ぐのも構わない。ただし、これらのアイテムを使うとポケモンのなつきどが上昇するという利点もある。
- 能力UPアイテム一覧
能力UPアイテム | 効果 | 備考 |
マックスアップ | 体力の努力値を10上げる | *それぞれ振り分ける部分の努力値が 既に100を超えている場合は 使用できない *値段は9800円 *使うとなつき度が上昇する |
タウリン | こうげきの努力値を10上げる |
ブロムヘキシン | ぼうぎょの努力値を10上げる |
リゾチウム | とくこうの努力値を10上げる |
キトサン | とくぼうの努力値を10上げる |
インドメタシン | すばやさの努力値を10上げる |
- 能力UPアイテム関連のまとめ
- 利点は、戦って稼ぐよりも早い。また、なつき度の上昇量が多いので、なつき進化や「おんがえし」を使うポケモンをさっさと強化できる。
- 欠点は、高価なこと。これらのアイテムを使わなくても最終的には同じことなので、お金を節約するなら使わなくてよい。
- ポケルスとは、GB版金・銀バージョン以降発見された、謎の生命体。最初にかかったときはポケセンのお姉さんに説明を受け、ウツギ博士からも電話がかかってくる。ポケモンの育成を促進する、有益なウイルスのようだ。
- ポケルスに感染したポケモンは、ポケモンを倒したときに貰える努力値が2倍になる。これは感染中だけでなく、感染が終わった後も継続する。
- ポケルスに感染すると、ステータス画面に「ポケルス」と表示される(別の状態異常になっているときはそちらが優先されるため、表示されない。また、戦闘には関係ないため、戦闘画面には表示されない)。ポケルスは時間が立つと自然に消滅する(1日〜4日)。消滅した後、ステータス画面の右下にポケルスに感染した証のスマイルマークが表示される。
- ポケルスに感染しているポケモンを連れた状態で戦闘すると、他のポケモンにもどんどん感染していく。ポケルスに感染して損はないので、どんどん感染させていこう。ただし、ポケルスが消滅した後のポケモンからは感染しないので注意。感染時間は意外と短いので、早期に保菌者をつくっておくことも大事。ポケルスに感染したポケモンをパソコンに預けておけば、感染時間を経過させずに残しておくことができる(パソコン内で勝手に感染したり消滅したりすることはない)。
- ポケルスは、戦闘後にごく低確率で感染する。(自然感染は色違いポケモンの出現率をはるかに下回る。)ポケルスに感染する確実な方法はなく、完全な運である。
また、てもちにポケルスに感染したポケモンがいる場合は、戦闘後に隣り合ったポケモンに1/3の確率で感染する。
- 「きょうせいギプス」を持たせると、倒したポケモンから貰える努力値が通常の2倍になる。しかし、貰える努力値の種類は倒す相手に依存するため、特定の能力の努力値のみ集めたい場合には次項の「パワー系アイテム」に便利さで劣る。ちなみに、HG・SSでのきょうせいギプスの入手法だが、コガネシティの百貨店の5Fにいる男性へスリープを交換に出せば、送られてきたワンリキーが持っている。
- ダイヤモンド・パール以降では「パワー系アイテム」なるものが登場した。各能力にひとつずつ、計6種類ある。これらを持たせると、倒したポケモンが元々持っている努力値と、そのパワー系アイテムに対応した能力の努力値が決まって4上がる。どんな場所でも狙った努力値を稼げるので便利だが、これらのアイテムはバトルタワーの景品のため、きょうせいギプスに比べ入手するのに時間がかかる。
- 上記の2つに共通にいえることは、持たせている間はすばやさが50%になるということ。ただし、このせいですばやさが低く育つなんでことはないので安心してほしい。また、名前からしてポケモンのなつき度が下がりそうと思われるかもしれないが、なつき度には関係がない。
例1)パワーリストを所持+こうげき努力値+1のポケモンを倒す
1 + 4 = 5 こうげき努力値は5ポイント上昇
例2)パワーリストを所持+ぼうぎょ努力値+1のポケモンを倒す
こうげき努力値は4ポイント、ぼうぎょ努力値は1ポイント上昇
例3)ポケルスに感染+パワーリストを所持こうげき努力値+1のポケモンを倒す
2 + 8 = 10 こうげき努力値は10ポイント上昇
- また、「がくしゅうそうち」を持たせることで弱いポケモンや育てにくいポケモンも戦闘に出さずに努力値を稼ぐことができる。この場合努力値は分散されるようなことはなく、経験値が入ったポケモン全員がそのままの値で稼ぐことが可能。もちろん、「がくしゅうそうち」を持たせていなくても一度戦闘に顔をだした場合は同様である。
努力値を効率よく稼ぐ方法のまとめ †
- 最も効率よく狙った努力値を稼ぐ方法は、「ポケルスに感染させ、パワー系アイテムを持たせ、持たせたパワー系アイテムと同じ能力の努力値が獲得できるポケモンを倒す」である。
この方法で1ポイントの努力値をくれるポケモンを倒せば、1度に10の努力値を得られるため、PPの消費量などで簡単に努力値を数えることができる。
特定の努力値が集めやすい場所一覧 †
- フィールドの中には、特定の種類の努力値をくれるポケモンしか出てこない場所などもある。努力値集めにはこういった場所を利用すると効率がよい。
- ライコウやエンテイなどの動き回るポケモンの出現は考慮に入れない。ちなみに、彼らは水上でも我が物顔で登場する。
努力値を振りなおす方法 †
- 以下のきのみを使用する。
番号 | きのみ | 効果 |
21 | ザロクのみ | 使うとちょっとなつくがHPの努力値が10下がる |
22 | ネコブのみ | 使うとちょっとなつくがこうげきの努力値が10下がる |
23 | タポルのみ | 使うとちょっとなつくがぼうぎょの努力値が10下がる |
24 | ロメのみ | 使うとちょっとなつくがとくこうの努力値が10下がる |
25 | ウブのみ | 使うとちょっとなつくがとくぼうの努力値が10下がる |
26 | マトマのみ | 使うとちょっとなつくがすばやさの努力値が10下がる |
注)努力値が110以上の場合100まで下がる。(→つまり、特定の努力値を255稼いでからきのみを使って252にしようとしても100まで一気に下がってしまうので、252稼ぎたい場合はちゃんと数える必要がある)
- 序盤で入手したポケモンはストーリー進行のために努力値を気にすることができないが、上のきのみを使えば努力値は振りなおしが可能。Lv100もパソコンに預けることで努力値が反映される(エメラルド以降)。
- 主にこうげきが必要ないポケモンにはネコブのみ、とくこうが必要ないポケモンにはロメのみを使用。下がった分だけ他の能力の努力値を稼げるので、それだけ強くなれる。ヌケニンなんかは極端で分かりやすく、防御系・HPはまったく必要ない。
- すでに強いレベルになっているポケモンの努力値を振りなおした場合、レベルアップ時に一気に10や20能力が上がることがある。これは今まで低かった能力を急激に上げたため、遅れを取り戻そうとしてこうなる。
関連項目 †